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ESS成功の鍵は 術後の綿栓継続

日帰りESSを 開始してから

積極的な清掃 洗浄などの 術後処置を ずっとおこなっておりました。

必ずといっていいほど 硬いカサブタが 鼻内に付着しており

カサブタの清掃には痛みを伴うため 麻酔ガーゼを 留置してから清掃。

清掃で出血するため 止血ガーゼを留置 その後 粘膜癒着を生じることもありました。

さらには このカサブタによって 鼻中隔粘膜がとかされてしまうことも 経験いたしました。


約一年前 発想を逆転し

積極的な清掃をおこなうことをやめ

唯一 鼻内の乾燥を防ぐため 綿栓を2-3週間継続していただくようにしました。 

綿栓をしていただくと

鼻内には 柔らかいゼリー状物(乾燥するとカサブタになる)と

その奥に また 柔らかい ソーブサンが 残っているのが確認されます。

柔らかく 容易に吸引清掃できるため 患者さまの痛みは 少々です。

しかも 創の治癒過程が ビックリするほど 迅速です。

20151010-3.jpg

本日は 何度もお願いしていたはずなのに

勝手に綿栓をしなかった 術後10日目の患者さまが受診されました。

この方の 鼻内は 下の写真のように 乾燥した硬いカサブタが充満していました。

20121010-2.jpg

このカサブタを 清掃しようとすると 痛みと出血を生じます。

その後は 粘膜の癒着を 生じると推定されます。 

麻酔ガーゼを留置して清掃させていただくことも考えましたが

麻酔ガーゼすら 鼻内にいれるのは 嫌とのこと。

本日は 何もせず あらためて 綿栓をしていたくことをお願いしました。

医師の指導を聞かなかった結果は 自己責任ですよ。

と 少々きつめに お話いたしましたが、 ご理解くださったかどうかは 不明です。

この患者さまの経験から

精神的に不安定で 医師の指導を守れない可能性がある患者さまには

手術を おすすめするべきではない ということを あらためて実感いたしました。


次の写真は

本日の方ほどではないものの まじめに綿栓をしてくださらなかった方です。 

向かって左は やや乾燥ぎみのカサブタ

      右は 粘膜の癒着 を 認めます。 
20151010.jpg

この患者さまにも これからでも遅くないので 綿栓をしてください。

とお願いさせていただきました。



この時点から 綿栓を再開して はたして良い方向に向かうのかどうか??

それが 今後 新たな経験と なることでしょう。



本日は 80名さま以上の たくさんの患者さまが受診され

午後2時30分過ぎ まで 診療が 長引きました。

遅くまで 助けてくれたスタッフに 感謝感謝でございます。

皆さま よい 連休をお過ごし下さいませ。
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