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一側副鼻腔炎はポリープがあっても 歯根周囲炎に注意

2-3ヶ月前からの 鼻つまりと汚れた鼻水を自覚して

昨年12月中旬に 当院を受診された71歳男性

右鼻腔にポリープをともなう一側性副鼻腔炎を認め

本日 午後 手術を施行させていただきました。

これまでの経験では

50歳以上の方は 出血が非常に少ない印象だったのですが

本日は 全く異なり シェーバーで切除する粘膜断端のあらゆるところから出血

手術時間の多くを 止血操作に要し

上顎洞とそこへ通じる篩骨洞の一部を開放できるにとどまりました。

手術時間は 通常片側30分のところ 50分以上となりました。



バイポーラメスによる焼灼止血と

止血綿(ソーブサン)留置で 何とか術後 出血なく終了

最後に もう一度確認した CTで

なんと 病変のある 右上一番奥の歯根に

上顎洞へ交通する歯根周囲炎が 認められました。
20140128-2.jpg

昨年 夏にも同様の経験があり

一側性副鼻腔炎では 歯性要素に注意していたつもりでしたが

すっかり 見逃していました。

ただ 歯性要素があっても 上顎洞を鼻腔へ開放する交通路を大きく作成することで

副鼻腔炎が回復の方向に向かってくれると予想されます。

(昨年夏の患者さまは 術後きれいに治癒)

患者さまに 歯性要素の見逃しを 謝らせていただいたところ

全然問題ないと 笑ってお許しくださいました。

手術が無事終わったことも あわせて まことに 感謝感謝でございます。
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