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ESS術前後の工夫

10月にESS(内視鏡下副鼻腔手術)の術前術中術後の工夫について

スライドを作成しようと 計画しております。

本日のESS患者さまで

術前 術後の工夫に関する写真をとらせていただきました。



術前の工夫 (特に大きなポリープで術野確保と局所麻酔が困難な症例)

術前に 止血剤(外用ボスミン)局所麻酔剤(4%キシロカイン)を浸したガーゼを

複数回 入れ直し 鼻腔の前方から 後方まで十分に麻酔します。

ボスミンには 粘膜収縮作用があるため 

みずみずしく膨れたポリープ(写真上)も

ペナンペナン に 小さくなります(写真中)


術後の課題は

術直後は 出血 疼痛 の コントロール

術後しばらくすると 粘膜同士の癒着が 問題となります。

これには

術創に留置する パッキング素材が 鍵となります。

病院勤務時から ベスキチンという素材を中心に用いていました。

最近は

慈恵会医科大学耳鼻咽喉科 で 使用している

ソーブサン という 止血効果の高い創傷保護材に

ボスミン キシロカインを 浸して

シート状にしたものを 留置することが中心となってきています。

一部ベスキチンも使っています。

本日は 鼻の一番入口部(下鼻甲介表面)も

ソーブサンシートでカバーすることを試みました。

(一番下の写真)

これで 下鼻甲介と鼻中隔間の術後癒着が 防止できるとうれしいです。


外来診療でもそうなのですが

手術をおこなうと 工夫改善すべき課題がいろいろ出てくるところが

診療の楽しみ と なっています。
 
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