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魚の骨による 食道入口部の血腫

先週 金曜日の診療終了間近

魚の骨をのどにひっかけたのでみてほしいとの お電話をいただきました。

簡単にとれるタイプだとよかったのですが

口をあけていただいても魚の骨は見えません。

内視鏡(ファイバースコープ)で観察すると

食道の入り口に血液の固まり(血腫)が見えました。

下咽頭血腫1

魚の骨が食道に深く刺さっていると大変と思い

CT検査をさせていただきましたが、

ひとまず大丈夫そうでしたので

抗生物質の粉末剤を処方して

翌日まで、食事を控えていただくことをお願いして

その日はお帰りいただきました。


翌日 朝の内視鏡所見が次の写真です。

下咽頭血腫2

血腫はすっかりきれいになくなり

わずかに潰瘍のような部位が認められるのみとなっていました。

のどの異物感、違和感も改善しておられたので

魚の骨が食道の入り口を傷つけて胃に落下したのだろうと思われました。


この方は幸い無事に済みましたが、

たかが魚の骨といっても 甘く見てはいけません。


骨が食道の粘膜を突き破って膿瘍(感染による膿)を作ることがあります。

運が悪いと 頸動脈を傷つけることがあるかもしれません。



TVで魚の骨とごはんのまるのみについて話題にあがっているのをみましたが、

魚の骨をのどにひっかけたときは 

ごはんのまるのみをせず、

早々に耳鼻科医に見てもらうようにしていただくとうれしいです。







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