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上半規管裂隙症候群??

今朝 耳鼻咽喉科臨床 という 専門雑誌の

「上半規管裂隙症候群の診断と治療」 という 記事が目に止まりました。

非常に難しい診断名です。

内耳にある三つの半規管(三半規管)のうち 

縦にアーチを描くような構造をしているのが 上半規管。

上半規管の上は頭蓋底で

両者は 通常 固い骨で隔てられています。

この 症候群は 上半規管をカバーする骨が なくなっているため

頭蓋内の圧力が 内耳に影響しやすい とのことです。

頭蓋内の圧力は 強く息んだり 頭の位置を変えることで変化する印象があります。

次のサイトで 頭蓋内圧を上昇させる要因が詳しく説明されていました。

http://www9.plala.or.jp/sophie_f/disease/kango42.html

上半規管裂隙症候群は

頭蓋内圧の上昇が 上半規管を圧迫することにつながり

めまい 難聴 耳鳴り を 生じやすい ということのようです。

最終的な診断は CTで 骨の欠損を 確認すること とのこと

そのCTは 当院に導入している コンビームCT そのものでした。

当院には めまいの患者さまが ほぼ毎日 来院されます。

難聴 や 耳鳴りの 患者さまも 少なくありません。

この患者さまの 中に 上半規管をカバーする骨がない方が 

きっと いらっしゃるに 違いない

などと 考えて いるうちに

午前診療の 終わり近く

若い頃から 頭位性めまい を 繰り返していて

数日前にも めまいがあった との 患者さまが 来院されました。

試しにと 耳のCTを撮影させていただいたところ

何と 左の上半規管上部の骨が欠損しているように 見えました。 

20120704-1

20120704-2

次の 写真は 

上半規管が 骨でしっかりカバーされている 右の内耳です。

20120704-3

本日も セレンディピティ を 体験させていただきました。

感謝感謝でございます。
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CT所見

CT所見ではこのように見えることがありますが無症状の方もいます
ネットで先生のスライドも拝見しました。
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