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狭い鼻腔を拡大する工夫

本日の手術患者さま

鼻中隔前上部の骨が左へ弯曲 (CT 上)

鼻中隔中下部の骨が突出 (CT 下)

鼻腔から副鼻腔への交通路(自然孔)が圧迫閉塞され

結果として 副鼻腔炎を 発症したタイプでした。

20120202-2

狭い左鼻腔を拡大して

閉塞した自然孔へアプローチする方法が課題です。

1 右上 無麻酔の左鼻内  

  腫脹した下鼻甲介で鼻中隔の弯曲状態すら よくわかりません

2 左上 表面麻酔後     

  CT所見に対応した鼻中隔の弯曲突出を確認できます

3 右中 下鼻甲介を電気焼灼縮小 

  鼻中隔下部の突出がはっきり確認できます

4 左下 鼻中隔突出の切除後

  中鼻甲介が見えてきました

5 右下 鼻中隔の上部を鉗子で内側へ圧迫 

  中鼻甲介の全容が確認できました

20120202-3


このあと 中鼻甲介を内側に圧迫して

中鼻道自然孔に切開を加え

無事 篩骨洞 上顎洞を 開放させていただきました。



術前には

正式な鼻中隔矯正術や下鼻甲介切除が必要となるかもしれない

と 患者さまに説明させていただいておりましたが、

鼻中隔は切除のみ

下鼻甲介は粘膜焼灼のみ で 済ませることができました。

これで 術後も左鼻腔がそれなりに保たれれば

十分 治療目的を果たせる と 思われます。


中下越は 吹雪で荒れ模様のようですが、

上越は 午後3時30分時点で のどかなお天気です。

手術患者さまも 無事 元気にお帰りいただき 

感謝感謝でございます。
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