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鼻 術後治療 の 革新的方法?

ずっと 悩んでいた 鼻の術後治療

最近 これで きっと大丈夫!! と 確信できる方法に たどりつきました。



術後 二回目の受診時

鼻内を丁寧に麻酔し

手術終了時 創部に留置してある ベスキチンガーゼ と ソーブサン(止血綿)を できるだけ 丁寧に除去清掃

そして これが 一番のきもなのですが

軟膏を塗布した 乾いたベスキチンガーゼ片を

副鼻腔の入り口である中鼻道 と 総鼻道へ 一枚ずつ留置したままとします。 

何日間留置したままとするかは まだ 要検討なのですが

数日で十分かもしれません。



ちょうど ガーゼで 表面の傷をカバーするのと 似た感じになります。

これにより

中鼻道 総鼻道の 癒着が 防止され

傷の上皮化も 驚くほど 早く進むことが わかりました。

鼻中隔矯正 と 鼻甲介切除を行った患者さまは 

この方法で 術後 一週間目に 治癒終了と なりました。



これまでは 術後 ソーブサンが自然に流出消失するのを待っていました。

また 一時期 鼻洗浄で 洗い流す と いう方法を 試みましたが

鼻粘膜の 色調が不良となり 壊死に向かう 痛い経験がありました


20181214-2.jpg

この 粘膜壊死状態が

軟膏を塗布したベスキチン片留置で リカバーできた経験が 

その後の 術後治療の革新に つながりました。


教科書その他 手術方法には いろいろ詳しく述べられ 解説されておりますが

術後治療に関しては ほとんど 記載がありません。

鼻洗浄がよいと 言われておりますが 私の経験では ダメでした。


術後 早期に ソーブサンを除去し

軟膏を塗布した 乾いた ベスキチン片で 創面をカバーする

これだけで 鼻粘膜の癒着 壊死を 防止できるとともに

早期 治癒 に つながりました。

傷の早期治癒には 傷の保湿と安静が大切

ソーブサンは 吸湿力が強いため 粘膜の乾燥につながり

鼻洗浄は 傷を治癒させようとする 鼻内成分を洗い流してしまうため 上皮化を 遅延させる

そう 推察されます。


これから 鼻の手術を受けていただく患者さまには

術後の早期治癒を目指し 

術後の通院間隔を 短くすることを 決めました。

具体的には 

初回   手術翌日    出血のないことを確認

二回目 手術二日後   鼻内のガーゼとベスキチンを抜去清掃

                上記 軟膏を塗布したベスキチン片を 留置

三回目 二回目の数日後 ベスキチン片を抜去

                 上皮化が良好であれば 留置物なし

                 上皮か不十分であれば 新しいベスキチン片を 留置

と する予定です。

二回目の受診が早くなることにより

患者さまが 術後パッキングにともなう 鼻つまりで苦しむ期間が短縮します。



本日は 午前 午後ともに のんびり診療でしたが

これからの手術と術後治療について 変革できる きっかけの日となった

なんとなく そんな 気がしました。



そんなことを ご報告させていただけた 

本日に 感謝感謝でございます。



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