お盆前
お盆休み 間近の 本日
午前は 秋シーズンのような忙しさでした。
お昼休みが ほとんどなく 午後の診療に入りましたが
4時半を過ぎてからは 夏の のんびりモードに 戻り ほっと いたしました。
本日の 記憶に残った 患者さま
1 急性喉頭蓋炎 30代 男性
昨日 午後 のどの痛みと 呼吸困難を自覚
夜間 近隣病院の時間外診療受診し 抗生剤を一日分処方
本日 当院を初診されました。
上が おだんご状にふくれた 喉頭蓋
下が 口腔内の ほぼ正常な所見
(この 一見問題なさそうなところが 要注意)

窒息を生じる可能性のある危険な疾患ですので
すぐ 中央病院へ 入院治療を依頼させていただきました。
2 サイノジェクトによる 上顎洞穿刺洗浄
昨日 中鼻道鼻腔粘膜を焼灼させていただいた患者さま
自覚症状の改善が 今ひとつ不十分でした。
お盆休み前に なんとか ある程度楽になっていただきたいと考え
サイノジェクトによる 上顎洞穿刺 ドレーン留置
生理食塩水で洗浄 さらに 抗菌剤を注入させていただきました。

サイノジェクトを 使用する経験は お二人目 です。
今回 1回目のトライで うまく ドレーンを刺入できませんでした。
上顎洞穿刺という 治療手技自体は 昔からあります。
先が 絶妙に弯曲している太い針を 鼻腔側壁にあて
ハンマーで 一気に刺入するという ちょっと こわそうな 方法です。
私が 耳鼻科医になった 約30年前 数回 行った程度
その後は ほとんど おこなっておりませんでした。
サイノジェクトの 針は 弯曲していません。
たぶん 白人の広い鼻腔には これで 十分なのだと推定されました。
鼻腔の狭い日本人で
先端が 弯曲していない針を 刺入するのは 至難の業と 感じました。
2回目のトライでは
内視鏡下に 下鼻道側壁に 対孔を作成するときの工夫である
鉗子で下鼻甲介を 内側へ移動させ
下鼻道のワーキングエリアを広げる 手技をおこない
針とドレーンを 無事 刺入することができました。
昔の 上顎洞穿刺洗浄の 記憶では
食塩水を 注入すると 鼻や口から 黄色く 臭い膿が
ドロッと 排出されてくるのですが
本日の洗浄では 血液の混じった 透明に近い液体が 出てくるのみでした。
その点 穿刺洗浄の効果があったのかどうか?
何とも言えないことを 患者さまに 素直をお話し
ドレーンを 入れたままとして
明日も 洗浄をさせていただくことを お願いいたしました。
新しい 治療を 行うときは 説明書に記載していない課題が存在し
その課題を クリアするための 工夫が必要になる
そんなことを 本日も 学ばせていただきました。
おまけです
昨日 ご来院いただいたお子さまの お父さまから
のどにささった魚骨が 山かけご飯で とれた
と うれしそうに お話くださいました。
魚の骨が のどに刺さった時は
ネバトロ系の 食品を ゆっくり のどに流し込むとよいのでは?
と 感じておりましたが
どうも その考えは 間違っていないようです。
もしかすると 昔から 言われている ご飯の丸のみ のご飯は
よくかんで とろとろになった ご飯 という 意味なのかも??
などと 考えております。
そんな 学びの 本日に 感謝感謝でございます。
午前は 秋シーズンのような忙しさでした。
お昼休みが ほとんどなく 午後の診療に入りましたが
4時半を過ぎてからは 夏の のんびりモードに 戻り ほっと いたしました。
本日の 記憶に残った 患者さま
1 急性喉頭蓋炎 30代 男性
昨日 午後 のどの痛みと 呼吸困難を自覚
夜間 近隣病院の時間外診療受診し 抗生剤を一日分処方
本日 当院を初診されました。
上が おだんご状にふくれた 喉頭蓋
下が 口腔内の ほぼ正常な所見
(この 一見問題なさそうなところが 要注意)

窒息を生じる可能性のある危険な疾患ですので
すぐ 中央病院へ 入院治療を依頼させていただきました。
2 サイノジェクトによる 上顎洞穿刺洗浄
昨日 中鼻道鼻腔粘膜を焼灼させていただいた患者さま
自覚症状の改善が 今ひとつ不十分でした。
お盆休み前に なんとか ある程度楽になっていただきたいと考え
サイノジェクトによる 上顎洞穿刺 ドレーン留置
生理食塩水で洗浄 さらに 抗菌剤を注入させていただきました。

サイノジェクトを 使用する経験は お二人目 です。
今回 1回目のトライで うまく ドレーンを刺入できませんでした。
上顎洞穿刺という 治療手技自体は 昔からあります。
先が 絶妙に弯曲している太い針を 鼻腔側壁にあて
ハンマーで 一気に刺入するという ちょっと こわそうな 方法です。
私が 耳鼻科医になった 約30年前 数回 行った程度
その後は ほとんど おこなっておりませんでした。
サイノジェクトの 針は 弯曲していません。
たぶん 白人の広い鼻腔には これで 十分なのだと推定されました。
鼻腔の狭い日本人で
先端が 弯曲していない針を 刺入するのは 至難の業と 感じました。
2回目のトライでは
内視鏡下に 下鼻道側壁に 対孔を作成するときの工夫である
鉗子で下鼻甲介を 内側へ移動させ
下鼻道のワーキングエリアを広げる 手技をおこない
針とドレーンを 無事 刺入することができました。
昔の 上顎洞穿刺洗浄の 記憶では
食塩水を 注入すると 鼻や口から 黄色く 臭い膿が
ドロッと 排出されてくるのですが
本日の洗浄では 血液の混じった 透明に近い液体が 出てくるのみでした。
その点 穿刺洗浄の効果があったのかどうか?
何とも言えないことを 患者さまに 素直をお話し
ドレーンを 入れたままとして
明日も 洗浄をさせていただくことを お願いいたしました。
新しい 治療を 行うときは 説明書に記載していない課題が存在し
その課題を クリアするための 工夫が必要になる
そんなことを 本日も 学ばせていただきました。
おまけです
昨日 ご来院いただいたお子さまの お父さまから
のどにささった魚骨が 山かけご飯で とれた
と うれしそうに お話くださいました。
魚の骨が のどに刺さった時は
ネバトロ系の 食品を ゆっくり のどに流し込むとよいのでは?
と 感じておりましたが
どうも その考えは 間違っていないようです。
もしかすると 昔から 言われている ご飯の丸のみ のご飯は
よくかんで とろとろになった ご飯 という 意味なのかも??
などと 考えております。
そんな 学びの 本日に 感謝感謝でございます。
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