昨日 富山市へ専門医講習の お勉強に出かけて参りました。
耳鼻科関連の 研究会などは 従来からおこなわれておりましたが
この春から 専門医制度の内容が変わり
医療安全 感染対策 医療倫理 の 講習をうけることが 必須となりました。
昨日は 医療安全と耳鼻科の 二つの講演 を 拝聴してまいりました。

日本語の「医療安全」は 英語では 「Patient Safety」
すなわち 患者さまの安全を確保するための手段 ということになります。
医療安全が 必須となったのは
大学病院での 患者間違えなど 有名な事件 が 契機になっています。
我が国では マスコミが 悪者退治に 走りがちで
厚生労働省 法曹界も 医療担当者の 処分に走ろうとする傾向があるが
海外(WHO)では
ちょっとしたハプニングでも 匿名で報告し
その原因と対策を 検討してゆくこと
担当者を 処分しないことが 事件の隠蔽を防ぐことにつながる
これが 全体的な 医療安全の確保につながっていく
と されており
WHOの本を 日本語に訳して
厚生労働省 や 法律家 政治家に 理解してもらえるように
努力し 成果を上げ始めている。
という お話を伺いました。
当院でも 医療安全(患者さまの安全)確保に 改めて 留意していくことが大切
と 感じさせていただきました。
耳鼻科の講演は 今年 医学部が新設された
東北医科薬科大学の 耳鼻科教授。
耳鼻科疾患の パラダイムシフト と題して
従来おこなわれていた医療とは 異なる
最新の 耳鼻科医療について 短時間に広くわかりやすく ご講演いただきました。
当院でも おこなっている 中耳内視鏡の手術
OK-432(ピシバニール)局所注入による 頚部嚢胞の治療
の お話もあり うれしく感じました。
情熱にあふれる 若い教授から 東北医科薬科大学の明るい未来 が 感じられました。

富山で宿泊し 今朝 上越に戻ってくる ハードスケジュール
今朝は富山も 雪模様
移動には GT-Rが 大活躍してくれました。

ランフラットの夏タイヤをはいたGT-Rは ハンドルが取られ 音と振動にあふれた 固い乗り物ですが
ノンランフラットの冬タイヤをはくと 別のクルマのように ソフトに安定して 走ります。
実際に GT-Rにお乗りの先生に お話を伺うと
あんな 乗り心地の悪い乗り物はない と おっしゃいます。
是非 一度 ノンランフラットタイヤに 変えてみていただければ
GT-R 本来の すばらしさが わかっていただけるのでは?と 感じます。
強行軍の 勉強は 疲れました。
1月にも 富山で 講演があり 出かけるつもりでしたが
冬の間は やめたほうが無難
と 妻から 優しい言葉を もらいました。