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新たな気持ちで 日帰り手術を

本日 午後に 鼓膜形成手術を予定しておりましたが

患者さまが 風邪気味のため 術後の 安全を期して 延期といたしました。

外は 秋晴れの良いお天気

空いた時間をどうしようか?と ワクワクいたしております。


今週土曜日 新潟で 当院でおこなっている日帰りESSの工夫 について

お話させていただきます。

このプレゼンテーション準備に ともない 

患者さまへの説明も 動画つきでわかりやすい 

パワーポイントで 作成することができました。

これを 用いて 説明させていただくことにより

患者さまの 手術と術後経過に対する 理解が 容易となり

説明に要する 時間が大幅に 短くなりました。

綿栓を 術後継続していただくことで 術後の仕上がりが劇的に改善

日帰り手術を 開始した当初のように

また 新たな気持ちで 積極的に 手術をさせていただき

患者さまに 喜んでいただきたいと 考えております。

おかげさまで 1月までの手術枠が ほぼ一杯となり

本日 2月第一週の予約を 入れさせていただきました。

こんな先まで 手術予約を させていただけるのは 

日帰り手術開始当初以来 久しぶりのことです。

誠に 感謝感謝でございます。


 
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紅葉まっさかりの南葉山へ

本日は 午前午後ともに たっぷり 働かせていただき

久しぶりに 100名さまと なりました。 (ネット受付は早々にストップさせていただきました)

その合間の 昼休み

久しぶりに 南葉山のキャンプ場まで 新しいGT-Rで 出かけました。



まっさかりの紅葉と 稲刈りを終えた頸城平野 青空のコントラストが 綺麗でした。

20151026-2.jpg

キノコ汁 天ぷら 笹寿し コロッケで 1000円の 南葉御膳 をいただきました。

今年は 紅葉の進みが早く 見事な印象です。

それは気温の低下が早いことを意味しており

今年の 冬の訪れが早いことを示唆しているように 思われます。


新しい2013GT-Rは 前の2008GT-R よりも しなやかで 力強く 速い 印象です。

2008は 3000回転あたりから モリモリと 力がでてくる ドッカンターボ

がっちりした装甲の 戦闘機に乗っているいるような 感覚でした。

これはこれで とても楽しかったのですが

2013は 下の回転から 力がスムーズに出て 

サスペンションを一番硬い設定にしても しなやか 

思ったように スムーズに速くコーナーを抜けられる 

そんな ロータスとある意味似ているような コーナリング感覚 です。

信号停止からの加速は 2008で慣れているはずなのに

感覚が ついてゆかない 超ビックリものです。
  
その一方 音も静かで 乗り心地も妻から合格点をもらっています。


前のGT-Rを 手放したときは とても 寂しい思いをしましたが

それが LSとジャガーを手放してまで 再び GT-Rを導入する意欲となり

結果的には とても良い方向に つながったなあ と 感じております。

このGT-Rには スタッドレスを はかせて

LSと 同じように 冬も とことん 使いたい と 考えております。


本日も 充実した一日を過ごさせていただき 誠に感謝感謝でございます。


胃酸の逆流が 咽頭 喉頭 扁桃の慢性炎症に深く関与しているようです

本日は 胃酸を抑える胃酸逆流症の治療薬(プロトンポンプ阻害剤)で

改善を認めた 二つの とても 興味をひかれる 2例を ご紹介させていただきます。



一例目は 喉頭肉芽腫

黄色い枠で 囲んだ部位の中央に 赤くふくらんだ肉芽

その右側に 食道から声門内への胃酸の進入を示唆する 発赤を 認めます。

二枚目の写真では 肉芽と発赤が 改善

三枚目の写真では 消失治癒 しています。



治癒まで 3ヶ月を要しましたが めでたしめでたしです。


二例目は 扁桃の白苔(膿栓) 

(NHK ためしてガッテンでは においだま と 紹介していたようです)

何らかの慢性的な扁桃への刺激が 原因と 考えられていますが

決め手は ありませんでした。

最近 これも 胃酸逆流の影響では?? と かなり 確信に近い印象を得ています。

この方は 胃酸を抑える薬を服用していただいて

わずか二日目で 扁桃腺の違和感が 消失

一週間後の再診で 咽頭(扁桃)の 所見も 正常となっておりました。 

20151023-2.jpg

胃酸を抑える薬は 逆流性食道炎の治療薬ですが

このように 咽頭喉頭扁桃にも 胃酸逆流の影響がしっかりあります。

逆流性食道炎以外に 適切な名称

単純に 胃酸逆流症 または 咽喉頭胃酸逆流症 という 名称が

正式に 使われるようになる日が来ると 信じております。


いつも 書きますが 私は 論文を書くことが苦手です。

(過去の文献をまとめて 考察を書くのが きわめて不得意)

ただ 本日の様な 貴重な経験を ブログに載せることで

同じような 患者さまの治療をおこなう ドクターの目にとまり

患者さまの治療に 役立てれば それで 幸いでございます。





開院 6周年

おひさま耳鼻咽喉科 は 開院 6周年 を 迎えさせていただきました。

最初の1-2年は 試行錯誤 

その後は あっという間でした。

おかげさまで 私も 妻も スタッフも 健康に 働かせていただいております。

そんな 本日 

また R35 GT-R が 当院へやってきました。

前回は 2008年式でしたが 今回は 2013年式 です。

色は エレガントな白 マフラ-は ノーマルのままで 静かです。  
20151022-2.jpg

このGT-Rを 迎えるにあたり

ジャガーとLS600hの二台を 手放しました。

LSが 大のお気に入りだった 妻は 車を減らす ということで

喜んで 賛成してくれました。

理解と包容力のある 良い妻だなあ と 感謝しております。


夕方 スタッフとともに 6周年の お祝いを おこなう 予定です。

明日から また 新たな気持ちで 診療に取り組ませていただきます。





綿栓を 遅れて開始しても大丈夫でした。

前々回の ブログで 

綿栓を ちゃんとしてくださらなかった患者さまの 話をさせていただきました。

その後の 経過を お知らせいたします。

お二人とも 鼻内所見は 綺麗な方向に 向かいました!!。

当然ながら お二人とも とてもお喜びのご様子でした。

途中から 綿栓をしていただいても

鼻は 綺麗な方向に 向かう

また 新しい経験をさせていただくことが できました。

誠に 感謝感謝でございます。

ミッレミリア 2015

先週土曜日 新潟で おこなわれる研修会参加のため

大事をとって 休診とさせていただきました。

その後 同日 ミッレミリアの クラシックカーが 上越にやってくると 判明しました。

昨年は クリニック前の 道路を 通りましたが

今回は 牧村 経由で 高田公園 

最初は 高田公園まで 徒歩でと 考えていましたが

お天気もよかったので 牧村まで ロータスで 出かけました。

とても 美しい棚田を眺める山間のコーナー に

クルマを停車する スペースを見つけ

ここで クラシックカーを 待ちました。



通過していく ドライバー達は

皆さん 手を振ってくれて サービス満点

中でも 堺正章さんや たぶんマッチだろうと思われた方の

手の振り方は スターの貫禄を感じさせるものでした。

ほとんどの クラシックカーが 通り過ぎたあと

同じ道を 帰路 ロータスで 走ったところ 

クルマの区別がつかないのだろうと思われるご高齢の方々が

私の車を 参加車と 信じ切って 道路脇から 手を振って下さいました。

助手席の 妻は 違う違うと 別の意味で 手を振りながら

恥ずかしいと 申しておりました。

昨年 ミッレミリアに参加したい と 思った 私は

ミッレミリアに参加の 疑似体験をさせていただいたようで 幸せでした。

その後 新潟 に 出かけ ちゃんと研修会で 発表も おこなって参りました。

休みをいただいた日に 幸せの体験

誠に 感謝感謝でございました。
 

ESS成功の鍵は 術後の綿栓継続

日帰りESSを 開始してから

積極的な清掃 洗浄などの 術後処置を ずっとおこなっておりました。

必ずといっていいほど 硬いカサブタが 鼻内に付着しており

カサブタの清掃には痛みを伴うため 麻酔ガーゼを 留置してから清掃。

清掃で出血するため 止血ガーゼを留置 その後 粘膜癒着を生じることもありました。

さらには このカサブタによって 鼻中隔粘膜がとかされてしまうことも 経験いたしました。


約一年前 発想を逆転し

積極的な清掃をおこなうことをやめ

唯一 鼻内の乾燥を防ぐため 綿栓を2-3週間継続していただくようにしました。 

綿栓をしていただくと

鼻内には 柔らかいゼリー状物(乾燥するとカサブタになる)と

その奥に また 柔らかい ソーブサンが 残っているのが確認されます。

柔らかく 容易に吸引清掃できるため 患者さまの痛みは 少々です。

しかも 創の治癒過程が ビックリするほど 迅速です。

20151010-3.jpg

本日は 何度もお願いしていたはずなのに

勝手に綿栓をしなかった 術後10日目の患者さまが受診されました。

この方の 鼻内は 下の写真のように 乾燥した硬いカサブタが充満していました。

20121010-2.jpg

このカサブタを 清掃しようとすると 痛みと出血を生じます。

その後は 粘膜の癒着を 生じると推定されます。 

麻酔ガーゼを留置して清掃させていただくことも考えましたが

麻酔ガーゼすら 鼻内にいれるのは 嫌とのこと。

本日は 何もせず あらためて 綿栓をしていたくことをお願いしました。

医師の指導を聞かなかった結果は 自己責任ですよ。

と 少々きつめに お話いたしましたが、 ご理解くださったかどうかは 不明です。

この患者さまの経験から

精神的に不安定で 医師の指導を守れない可能性がある患者さまには

手術を おすすめするべきではない ということを あらためて実感いたしました。


次の写真は

本日の方ほどではないものの まじめに綿栓をしてくださらなかった方です。 

向かって左は やや乾燥ぎみのカサブタ

      右は 粘膜の癒着 を 認めます。 
20151010.jpg

この患者さまにも これからでも遅くないので 綿栓をしてください。

とお願いさせていただきました。



この時点から 綿栓を再開して はたして良い方向に向かうのかどうか??

それが 今後 新たな経験と なることでしょう。



本日は 80名さま以上の たくさんの患者さまが受診され

午後2時30分過ぎ まで 診療が 長引きました。

遅くまで 助けてくれたスタッフに 感謝感謝でございます。

皆さま よい 連休をお過ごし下さいませ。

青年の木 で 鼓膜穿孔

本日 ご自宅で 木の葉(青年の木)が 左耳に 入り 

聞こえが悪くなった と して 受診された 患者さま。



写真 向かって左が その 鼓膜所見です。

鼓膜の後上部に 穿孔がしっかりあり

その 孔を 通して キヌタ骨 と アブミ骨の 関節が 確認されます 

向かって 右上が 青年の木

(なんと 当院にも 観葉植物としておいてあります。)

この とがった葉っぱが メスのように入り込んだようです。

穿孔周囲に 新鮮な出血があり

本日は 止血と肉芽増殖効果を 期待して

アルギン酸塩(カルトスタット) で 穿孔をカバー。

抗生剤を処方し 二日後の 再診をお願いいたしました。

アルギン酸塩は 鼻術後の創治癒にとても有用と 感じております。

耳でも 同様 有効性を確認できるかも?

と 期待いたしております。

耳に 異物が いっぱい

右耳に何か入っている?

として 受診された 女の子

両耳に 複数の 異物が入っていました。



米粒? ビーズ??

右は三つ 左は二つの異物  

怖がって動くため 少々苦労しましたが 無事 除去完了。

耳の異物を 診させていただいた中で チャンピオン

また 新鮮な 経験となりました。
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おひさまさん

Author:おひさまさん
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