鼻中隔突出のある鼻茸患者さま
鼻中隔の突出で右側の鼻腔が狭くなっている
両側 鼻茸をともなう副鼻腔炎の 男性患者さまの
内視鏡手術をさせていただきました。
鼻茸が多発している患者さまは 喘息の要素をお持ちの場合が多いため
術前から 気管支拡張剤とステロイドを点滴
鼻茸にかくされた 鼻腔奥の粘膜もしかり麻酔するため
術前の表面麻酔ガーゼを 四回 入れ直しさせていただきました。
鼻中隔の突出で狭くなった右側の対策として
腫脹した 下鼻甲介を 針電気メスで焼灼減量
中鼻甲介も シェーバーで腫脹粘膜部分をトリミング。

鼻腔入口部は 右側が狭いのですが
副鼻腔は その狭い 右側の方が 広く開放出来た印象です。
手術は 問題なかったのですが
途中から 尿意を訴えられました。
手術直前にトイレで済ませていただいたのですが
これは 初めての経験。
途中から猛ダッシュで手術操作をすすめさせていただきました。
手術も おトイレも 無事 でした。
日常診療がバタバタするとともに
手術への意欲 と 手術件数が減っていましたが
この4月 火曜日午後を休診とさせていただいたことで
気力体力に余裕が生まれ また 手術をおこなおう と 決意しました。
その後 私の気持ちを 感じたかのように
手術適応となる患者さまに 受診いただいております。
そのことに 感謝を忘れず
無理をしない 安全第一 を 心がけて
患者さまに ご満足いただける手術内容を ご提供したいと思っております。