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鼓膜形成術 重層法

またまた 超久しぶりのブログ更新となります。

コロナ流行初期から 当院は発熱外来に取り組み

コロナが5類になったのちも 発熱患者さまが 毎日たくさん受診されます。

その影響もあり 手術を控えておりましたが

2023年10月から 再開方向といたします。

その始まりが 本日10月12日 

鼓膜形成術となりました。

これまでの接着法とは異なり 重層法をおこないました。

20231012-1.jpg


これは 埼玉医科大学 中嶋正人先生が開発された方法です。

https://www.saitama-med.ac.jp/jsms/vol47/jsms47_082-089.pdf

9月に 大阪で行われた 耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会で ご発表なされた内容を聞き 感銘して

同じ方法を 施行させていただきました。

この方法の優れたところは

1 血液製剤である生体のりをつかわなくてよいこと

  → 未知のウイルスに対する感染のリスクがない

2 鼓膜に貼り付けた皮下組織が術後脱落するリスクが減る

  ← 接着法では 皮下組織がずれたり落ち込んだりして修正をおこなうことがほぼ必須でした

本日の患者さまが

どのような 術後経過となるか 楽しみです。

同じ術式を 来週も予定しております。


以上 2023年10月12日の ご報告でした。



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久しぶりの手術は鼻中隔矯正

7月6日 ひさしぶりのブログ更新です。

おかげさまで 毎日 充実した診療をさせていただいております。

他院を受診して セカンドオピニオン的に受診される患者さまが増えている印象です。

それだけ 難しい患者さまが多く 信頼していただいていることを実感し

感謝いたしております。

外来が充実する一方で 手術をおこなおうという意欲が減少気味

以前ほど 積極的に 患者さまに手術をお勧めすることが 減りました。

そんな中 数か月前から 当院で鼻中隔の湾曲をなおす手術を受けたいと 強くお望みいただいた患者さま

本日 その手術をさせていただきました。



右への鼻中隔突出が 極めて強く 難易度が高いと感じておりました。

狭い右側の鼻腔に 麻酔ガーゼが入るかどうかが 一つの鍵でしたが 案外スムーズに入りました。

次の鍵が 鼻中隔切開を左右どちらからおかなうか?でしたが

鼻腔の麻酔ガーゼを交換しているときに 患者さまの鼻から 突出している右側がいいよ

という インスピレーションが伝わってきました。

なるほどそうかと 納得し、右側から 電気針メスで切開を加えて おこないました。

湾曲に関与する 軟骨や骨は 予想外にスムーズに除去できました。

ついでに 鼻甲介の減量手術も 電気針メスを使って 粘膜下の鼻甲介骨切除をおこなえました。

鼻腔内に 電気針メスを使うメリットを 実感した本日でした。

コロナが5類になって

5月9日 火曜日

昨日から 新型コロナが 5類になり

抗原検査およびPCR検査の費用が 公費負担から個人負担に なりました。

あらためて 抗原検査の負担を 調べてみたところ 

インフルエンザの検査に 比較して コロナの抗原検査は 高く

さらに インフルとコロナの同時検査は さらに 高いことが わかりました。

さらに コロナ検査の場合は トリアージ実施料という これまたお高い費用がかかります。

昨日から その費用を できるだけ 請求しなくてすむように

まず 抗原検査実施の窓越しに 直接 咽頭の診察とお話しをさせていただき

検査費用がかかってしまうことを ご了承いただいたうえで

本当に 本当に 必要と判断された方にのみ 検査を おこなっております。

当然 抗原検査を おこなわず 直接 診察室へお入りいただくケースが増え

院内での 感染のリスクが 増しますが 今のところは 大丈夫なようです。


本日 4月の 実績がまとまりました。

コロナおよびインフルエンザ 関連のデータを 抜粋しました。

左から 本年 1月2月3月4月 の データです。

抗原検査件数は インフルとの同時検査も含んでおり ほぼ 発熱外来患者さまの人数と一致します。

陽性件数は

コロナが 145 58 38 15 と 確実に減少

一方 インフルエンザが 20 18 48 54 と 増加傾向なことがわかります。



5月は ゴールデンウイークがあったので 現時点で 診療日は4日

インフル陽性は 9名   新型コロナ陽性は 1名 です。

コロナ陽性の患者さまは ご自分で抗原検査をして陽性との結果を 持ち込んでいただいた方です。

5類になってから コロナ陽性の方の 薬処方も 公費負担から外れました。

これに 高い指導料も ついていますが これも 公費負担なしです。

私は 指導料なしと させていただきました。


コロナ診療は 非常に大変ですが 

発熱外来をおこなう医療機関には 多大な 公費負担が あり

ある意味 コロナバブルと 感じておりました。


やっと このバブルが なくなり 通常の診療に戻るのだなあと 

ある意味 感慨深い気持ちを感じております。




グーグルの 口コミで 待ち時間が長かったのに ゆっくり話を聞いてくれず

診察時間が短かった という ご批判をいただきますが

発熱外来で 診療待ち人数が多い中

できるだけ お待たせする時間を短くしなければと考えて 

診療を テキパキおこなった結果 そうなってしまった部分があると 感じています。


発熱外来の患者さまが 減ると 診療人数に余裕が生まれ

おひとり おひとりに 対して 気持ちに余裕をもって たっぷりお話しができます。

今日は のんびり ゆっくり とても 幸せな外来でした。


感謝感謝でございます。


 


5月の虹

久しぶりの投稿です

5月1日 ゴールデンウイークの 合間 です。

当院は 先週金曜日午後と 今週土曜に お休みをいただきます。

本日は 午前午後とも ビックリするほど 患者さまが たくさん 受診され

いずれも ネット受付を 途中で ストップさせていただきました。 

午後 4時 診察室から 地平線に近い低い位置に きれいな虹がみえました。

20230501-1.jpg


虹は いったん消えて

午後5時 先ほどより 高い位置に 再び 現れました。


きれいな虹をみるのは 久しぶりです。

良い兆しであると うれしいです。

良い話題としては コロナが 一週間後の 5月8日から

インフルエンザと 同じ 5類扱いとなります。

現場で コロナ患者さまを みさせていただいている立場としては

やっと 普通に なる という 感じです。

今も 発熱外来を 受診される患者さまが 多数ですが

その メインはすでに インフルエンザとなっております。

症状も コロナより インフルエンザのほうが 強い印象です。

外や 換気のよい場所での マスクは 不要です

ナンセンスな 飲食店の 透明ブロック も 不要です。

ゴールデンウイーク 後半を 

皆さま 積極的に ご友人やご家族との思いでに お使いくださいませ。
 

桜満開 クリニックの花壇も華やかに

4月3日月曜日

週末良いお天気で 高田公園はたくさんの人でにぎわいました。



クリニックの花壇に 春の花を 植えていただきました。

20230403-2.jpg

クリニック道路向かいの 桜も 満開です。

神様の鳥居が 別の場所へ移されましたが 桜は健在です。
20230403-3.jpg

のどかな4月

花粉症の 混雑はすっかりなくなりました。

午前診療は それなりに充実していますが

午後は とてものんびりとなりました。

平和な 4月に 感謝感謝でございます。


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おひさま耳鼻咽喉科のいまへようこそ!

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